元塾講ママのシンプル知育

元中学受験塾講師。5歳と2歳の息子たちの「塾無し中学受験」を目論んでいます。

【小学校受験】お受験て何?③小学校受験塾を調べみました

小学校受験、通称「お受験」をしようと決めたら、どのように対策を進めていけば良いのでしょうか?

 

こんにちは。元スパルタ塾講ママです。

前回・前々回と小学校受験のある学校、入試制度と試験内容について調べてみることで、私にとって未知の世界だったお受験が実はそこまで別世界ではないかもしれない、と少し見方が変わってきました。

 

jukukoumama.com

 

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王道は小学校受験対策専門塾

お受験対策で高い実績を誇る有名な幼児教室(塾)というものがあります。

 

理英会(りえいかい)

「カリキュラム、教材、クラス運営、検査、講師」の頭文字をとった「カキクケコ」を駆使し、集団ならではの競争心をうまく生かした授業が特色。

理科の実験を取り入れた授業が面白そう。集団の中で埋もれない負けん気の強い子に合うのかなと感じました。

 

老舗であり高い合格実績から、中学受験界の四谷大塚のような印象を持ちました。

小学校受験のための塾なら有名私立小学校や国立小学校を目指す理英会

 

伸芽会(しんがかい)

小学校受験をゴールとはしない、子どもが楽しんで学べる授業が特徴。知識の詰込みよりも好奇心や思考力などを伸ばすことを目的にしているようです。

お受験対策で必要となる知識面だけでなく、その子なりの感性や個性を伸ばすことができそうだと感じました。

 

中学受験界でいうと「シカクいアタマをマルくする」で有名な日能研のような感じでしょうか。

ちなみに運営するリソー教育グループは進学専門個別指導塾TOMASも運営しています。

小学校受験・幼稚園受験の伸芽会

 

こぐま会

KUNOメソッドと呼ばれる、幼少一貫教育での「教科前基礎教育」を提唱。

たとえば、小学校での計算の前に「数概念」を、国語の読み書きの前に「聞く・話す」といった本格的な学習の土台となる力を大切にしています。

 

「非常にロジカルなメッソドだな」と思っていたら、なんとSAPIXと提携し幼児向け通信教材のモコモコゼミ を提供していました。

東京:恵比寿・大森・吉祥寺の幼児教室 | 「こぐま会」(幼児教育実践研究所)

 

ジャック幼児教育研究所

「心身ともに充実した子どもを育てる」を目標に、上記の3つの教室と比べるとやや厳しい指導との評判。

独自の教材とメリハリのある授業で、子どもの力を「のばす」のではなく自発的に「のびる」教育法を実践しています。

 

その厳しくも情熱的な指導による高い合格実績から、中学受験界でたとえると早稲田アカデミーみたいだな、と感じました。

小学校受験のジャック幼児教育研究所

 

チャイルド・アイズ

知識のつめこみではなく「楽しみながら学ぶ」を大切にする、少人数制授業や、保護者へのきめ細かいサポートが特徴。

また受験対策だけでなく知能育成コースもあるので、「小学校受験をするかまだはっきりと決めていない」というご家庭でも、何かを始める良いきっかけになると感じます。

 

個別指導塾の「スクールIE」を運営するやる気スイッチグループとのことで、きめ細かいサポート体制に納得でした。

チャイルド・アイズ|知育と受験対策の幼児教室

 

アイ・シー・イー幼児教室

「伸びる子に育てる」を目標に、小学校受験後の子どもの成長も見据えた教育。

特徴的なのはモンテッソーリコース」を併設している点です。

小学校受験コースとモンテッソーリコースを併用することで、小学校受験でも必要になる手先の巧緻性や数量や図形に関する概念、集中力や意欲などの土台をしっかりと固めることができます。

 

合格実績も申し分なく、Z会グループが運営しているという点での安心感もありますね。

小学校受験・幼稚園受験・モンテッソーリ教育のICE アイ・シー・イー幼児教室

 

完全紹介制の個人塾という存在

名門小学校へ多数の合格者を輩出する、知る人ぞ知る個人塾もあります。

完全紹介制のため入塾するためには伝手が必要で、身上書の提出も求められるとか。

 

某有名私立大学附属小学校などでは、身内がその小学校(大学ではなく)の出身だと高い確率で合格できるといいますので、そうした「合格確実」な生徒(ご家庭)を意図的に集めて、高い実績を出していると推察されます。

 

ただ最近ではインターネットが発達したお陰で、大手各塾の合格実績を簡単にチェックできますから、

保護者達もそうした情報をもとに体験授業を受けたりしながら、それぞれのお子さんに合った環境を選ぶように変わってきているようです。

 

お受験は親が10割。では塾無しで受験できるのか?

調べてみたところ、国立小学校に関しては自宅での対策のみで合格したご家庭もあるようです。

たしかに国立小学校は基礎的な内容を中心とした入試問題である点と抽選がある点からも、塾無し限定的な塾利用でも合格可能かと思います。

 

ただ私立小学校の場合は厳しいかと…。

 

理由は、

・受験は情報戦。情報こそ塾から得られる最大のメリット。

・対策分野が広い。ご家庭(主に母親)がすべて担うというのは負担が大きすぎる。

・人見知りは大変。試験本番は初めて出会う先生や仲間と行う。

 

もし自分の息子たちにお受験をさせようと思ったら、ペーパーテストはともかく、

行動観察面接には絶対にプロのサポートが必要

だと思います。

 

とくに試験本番では親以外の大人の指示をよく集中して聞き、また初めて出会う子どもたちと円滑にコミュニケーションを取って行動する必要があります。

これは幼い子どもにとって、十分に時間をかけた対策無しにはなかなか難しいでしょう。

 

餅は餅屋といいますから、素直にその道のプロにお任せすべきではないでしょうか。

 

以前はお受験というと専業主婦のご家庭の話というイメージでしたが、最近では共働きのご家庭でのお受験も増えているそうです。

 

塾側も土日にも授業を開講しているので、塾無しで無謀に受験へ臨むよりも、親も子も時間管理を徹底して、上手に塾を活用しながら効率よく対策をしていくのが大切ではないかと思いました。