元塾講ママのシンプル知育

元中学受験塾講師。5歳と2歳の息子たちの「塾無し中学受験」を目論んでいます。

「モコモコゼミ」はハイレベルな幼児向け通信教育!2人目からの通信教育選び③

1歳半を過ぎた次男に合った通信教育を見つけるため、さまざまな通信教育を試したり情報収集をしたりしています。

※前回はこちら ↓↓

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今回はハイレベルな内容と評判の モコモコゼミ を実際に試したので、感想をご紹介します。

 

「モコモコゼミ」とは

 

モコモコゼミは、幼児教育の最高峰「こぐま会」教材による幼児通信教育です。
また、中学受験の名門進学塾「SAPIX(サピックス)」の通信教育とも提携、小学校受験はもちろん、年々低年齢化する中学受験の早期準備のために、最適な教育です。

https://www.hksemi.com/

こぐま会は小学校受験対策で有名な幼児教室で、「KUNOメソッド」と呼ばれる独自の教育理論で知られています。

 

※以前小学校受験についてまとめた記事です ↓↓

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ピグマキッズくらぶ=中学受験塾SAPIXの通信教育

 

小学1~4年生対象のSAPIXが運営する通信教育です。難関校に強い中学受験塾で知られるSAPIXが提供する教材ということもあって、思考力・記述力を高める工夫が詰まっています。

そのうち長男にも試してみたいかも。

 

実際に「モコモコゼミ」を試した感想

結論から言うと、さすが

「こぐま会×SAPIXというだけあって、かなりハイレベルでした。

次男は今年2歳になる年ですのでプチコースを受講。

プチコースは本格的なカリキュラム前の導入編という位置づけですが、しっかり取り組むなら知育効果が高いと感じます。

一つ一つの教材に沿って感想を述べていきます。

①パズル

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上下に分かれた動物の絵を完成させます。

絵の一部を見て全体を想像する力手先の巧緻を高めることで、図形センスを磨くことができると思われます。

次男は最初何をしたらよいか分からない様子でした。(当たり前)

ですので、「こうやって動物さんの絵を作るんだよ」と私が一つやって見せたところ、すぐに要領を掴んで次々に完成させることができました。

ただどうも次男はいたずらっ子気質が強いのか、たとえば下はライオンなのに上はネコだと言い張って無理やりくっつけようとしたり、パンダをクマと言い張ったり(確かにクマの仲間だけれど)、わざと間違って私の反応を楽しんでいる節がありました。

これも知能の発達だなぁと私は呑気に感じていましたが、本気で小学校受験を目指すご家庭だったらヒヤヒヤ・イライラするかもしれません。

他には、パズルの紙が薄いため1歳の子にとってはなかなか扱いづらく、ずれてしまわないよう私は押さえてあげました。

それが次男的には面白くないようで、若干イヤイヤ期なのも相まって「自分でやる!」としばしばイラついていました。

もっと厚みのある固い紙や台紙でできていれば扱いやすいのになーとも思いますが、あくまでひと月ごとに届いて一か月間取り組む通信教育なので、これで丁度良いのかもしれません。

②ぬりえ

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一生懸命塗る作業は集中力手先の巧緻性を高めることができます。

ただこれは次男にはけっこうハードルが高かったです。

(ちゃんと塗れているところは、うまくできなくて次男が興味を失った後も、私が熱中して塗っていた箇所です)

そもそも「色を塗る」ということにあまり興味がないようで、ひたすら〇を描いていました。

ちなみに次男は丸いモノがなぜかずっと大好きで、丸い時計や丸い月、丸いお煎餅など、とにかく丸いモノを見つけると大声で教えてくれます。

「そうだね~まんまるだね~」と言い続けてきましたが、最近では自分で丸を描けるのが嬉しいらしく、油断すると壁や床に〇が大量発生します。

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今日はリビングのドアに描かれましたが、「もう好きにしてくれ」と毎日消すのは諦めています。(来客のある時や気が向いた時だけ重い腰を上げます)

下の紙は張り紙ブームの長男が書いた謎の掲示板です。

 

③ことばえカード

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次男が試したのは4月号でしたが、ことばえカードは毎月ではなく年に4回届くそうです。

16枚のカードを使って、名前や鳴き声を教えたり、カードを裏返して何の動物の絵だったか当てる記憶問題にも取り組めます。

全部集めるとしりとりもできるそう。

親子でやり取りをする中で、動物の知識語彙を増やすことができます。

次男はちょうど動物の名前をたくさん言えるようになってきた時期なので、楽しく取り組んでいました。

ただわざと間違えて私の反応を楽しむのは、パズルと同様です。

④その他

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出席簿:課題がぜんぶできたらモコモコシールを貼ります。

モコモコシール:可愛い動物のシール。

試してみて分かったモコモコゼミのメリット

実際に試してみたことで見えてきたメリットとデメリットをまとめてみます。

内容が高度

前評判通りではありますが、さすがこぐま会。動物の可愛いキャラクターを用いつつも、その内容はなかなかに高度でした。

プチコースでもこのように感じたので、学年が上がるとそのレベルはますます高まると思われます。

子どもが集中できる作り

冊子ではなく一つ一つの教材が独立しているので、「一つの課題に集中して取り組む」ことができます。

これは冊子形式の通信教育と比べて大きなメリットだと感じます。

子どもはとにかく次々と興味が移ろいやすいもの。

しかしいざというときに集中できる力は、日頃からの集中する経験無しにはなかなか身につかないと思います。

リーズナブルな月額料金

モコモコゼミは、月額1,280円(税込1,408円)入会金は0円です。

冊子になっていないなど、シンプルな作りだからこそのお値段なのかもしれません。

また最近通信教育の値上げが相次いでいますが、その理由の一つがアプリなどのデジタルコンテンツを充実させている点にあると感じます。

こうしたサービスは開発にも保守にもお金がかかりますから、おそらく利用料に上乗せされているのはず。

その点モコモコゼミは毎月届くシンプルな紙教材のみなので、リーズナブルな金額での受講が可能なのかと思います。

実際に試して気になったデメリット

正直そこまでデメリットというほどのものはありませんが、あえて言えばのデメリットも述べてみます。

紙が薄く耐久性は心もとない

これはパズルの紹介で述べた通りです。

ですが基本的に1カ月間だけ使う物なので、月額料金とのコスパを考えれば、妥当だと思います。

教材の管理がひと手間

冊子ではなく一つ一つの教材が独立しています。こういう教材はパーツやプリントの管理も大変ですし、他の兄弟姉妹がいるとゴチャゴチャしてしまい、物を無くしたり邪魔をされたりします。

そういえば、教材の管理に工夫が必要なのはSAPIXも同じですね。

デジタルコンテンツが無い

人によると思いますが、外出時にスマホで見られるアプリが欲しいといった希望がある場合にはモコモコゼミはあまり向かないと思います。

おうちで親子でじっくり取り組む教材です。

まとめ:良質な知育教材。一人目用なら第一選択になりえる!

 

 

繰り返しになりますが、モコモコゼミ とても良質な知育教材です。

一人の子とじっくり取り組める環境であれば、そのメリットを存分に発揮できると思います。

特に小学校受験を考えているご家庭では、早いうちから取り組まれることで「問題を解くパターン」を身につけることもできるはず

ただ我が家の場合、4歳長男がいるので次男にだけじっくりと時間をかけるのは正直難しいです。

そして2人目以降の子は上の子を見て育つので、とにかく成長も物事の飲み込みも早い。

語彙もどんどん増えていくので、長男と大人たちとのやり取りを見せることが一番知育効果が高いのではないか、とさえ思います。

そういう意味で、次男には長男との知育の傍らで「自分もお兄ちゃんと同じようにお勉強している!」と感じられるようなシンプルな教材が理想的。

まだまだいろいろ試してみようと思います。