現在年長の長男、実は今年の5月から公文をスタートしました。
元々は公文を利用せず、市販ワークとタブレット教材のRISU算数で算数の先取りを進めるつもりでした。
今回は、そんな我が家が公文式を取り入れた理由を説明していきたいと思います。
たびたびRISU算数を休む
基本教材としてRISU算数を進めていましたが、どうしても難易度が上がってくると、先へ進みにくくなってしまいます。
当たり前といえば当たり前当たり前なのですが、これがもし算数適性の高い算数男子や算数女子なら、さらに燃えてモチベーションがアップするのだと思います。
(いつも数や図形のことばかり考えていたり、算数オリンピックやキッズBEEとかで燃えるタイプの子たちですね)
しかしいたって普通の男子である長男にとっては、どうしても「できない」という苦痛が勝ってしまうようでした。
原因は「進めすぎ」
RISUでも市販ワークでも毎日1~2問(ページ)程度であれば少しずつステップアップしていけると思います。
しかし長男のように一日に5問以上解いてしまうやり方だと、前のステップが習熟する前に先に進んでしまうので、次のステップに移った時に「できない」という壁にすぐにぶち当たってしまいます。
基本的な計算力が足りないと、やはり先に進むのはキツいのです。
そのせいで、たびたびRISU算数を休んでは、市販ワークで計算力を習熟させる、という方法を取っていました。
市販ワークでも演習量が足りない
長男が使っていた市販ワークはこちら。
とても良い教材なのですが、私の目から見て納得のいくレベルまで習熟させるには、おそらく同じものを3冊くらい解かせる必要がありそうでした。(あくまで長男の場合です)
公文式以外で十分な演習量を確保する方法としては、次の3つの方法があります。
最終的に公文式にたどり着くに至ったそれぞれの方法のデメリットも解説します。
方法1:市販ワークのコピーを取る
コンビニへ行くのがまあまあ面倒くさい。
「コピーし忘れたりして教材が足りない」という状況、ずぼらな私の場合容易に想像できます。
後ろの人を待たせた大量のコピーを行うのは地味に嫌です。
(中学受験のためにコピー機をレンタルするご家庭があるそうですが、塾講師歴が長かった経験からも、たしかにコピー機を自宅に保有するのは合理的だと思います)
方法2:同じ教材を複数冊買う
コピーの手間と料金を考えると、同じものを買うのも手です。
ただ、必ずしも全ページが必要とは限らないんですよね。
幼児向け教材にありがちな運筆や数字を書く練習などの部分は長男には不要で、純粋な計算問題ページだけがほしい。
あと、市販ワークは無駄に紙質が上質で厚手な気がします。
もっとペラッペラでいいから、ページ数の多いものが欲しいなと思いました。
方法3:無料ダウンロードできる計算プリント
公文式を始めるか迷っている時期に、こちらのサイトのプリントを印刷して使っていました。
最初からPDFになっているサイトも多い中、ランダムに問題を作成できる点が良かったです。
ただプログラムの問題なのか、やたら答えが10になる問題が多く、問題の偏りが気になりました。
(足すと10になる組み合わせを覚えるのは大事ですが)
また、答えが10までの計算、答えが20までの計算、という割と粗めのステップなので、もう少し細かいステップの教材が理想的だと感じました。
ちなみに我が家のプリンターはモバイルタイプにして常設しないようにしています。
狭小住宅だからスペース確保に命かけています。
が、結局いちいちプリンターを出して印刷するのも面倒くさく感じてしまいました。
公文式の無料体験
慎重な長男とズボラで面倒くさがりの私が試行錯誤していく中で、どのような教材が必要なのかハッキリと見えてきました。
それは、
「必要な時に必要な分だけ繰り返し解ける問題」
これって公文式だよな・・・。気づいてしまいました。
そこで5月には無料体験授業があるということで、近くの公文式の教室で算数を体験してみました。
どのステップから始めるか簡単なテストでチェック。
まず「+1」の計算から始めましょう、ということになりました。
私もそのあたりからがっちり基礎力をつけさせたいと考えていたので、先生の見立てと私の感覚が一致したことに安心。
1週間(通室2回とその間の自宅学習)みっちり体験することにしました。
合う子には合う、合わない子には合わない。それが公文式。
公文式は、やはり子供によって合う合わないがハッキリと分かれる教材だと思います。
難しい内容ではないため、誰しもきちんとやれば絶対に基礎学力は上がるのですが、その「きちんとやる」を苦痛に感じるかどうかの個人差が大きい。
毎日5~10枚程度の同じようなプリントが宿題として出されます。
せっかちで飽きやすい子には厳しいと思います。
慎重な性格の長男とは相性が良かったようで、無料体験期間が終わった後、
「このまま続けたい」と本人がハッキリと意志を示したので、入会することにしました。
このように、公文式を使わない学習方法を試行錯誤し続けた結果、算数では公文式の教材が長男には必要だと気づくに至りました。
次回は公文式をやるにあたっての狙いや公文式のメリデメについて述べたいと思います。