元塾講ママのシンプル中学受験

元中学受験塾講師。5歳と2歳の息子たちの「塾無し中学受験」を目論んでいます。

【全国統一小学生テスト】新小1(年長)11月 初めて受けました

今年(2024年)の11月、長男が初めてのテストを受けました。

色々な気づきがあったので、忘れないうちに記しておこうと思います。

 

ただ長男のテスト受験は初めてではありません。
実は以前こぐま会の「全国幼児発達診断テスト」を受けようとして断念したことがあります。

 

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テストで学力を客観的に知る

模擬試験は学力や受験生の中での立ち位置を客観的に知る重要な指標。
塾に通う通わないにかかわらず、客観的に子どもの状態を知ることは学習を進める上で大切です。

こぐま会のテストの経験があったので、長男に再びテストを受けさせるタイミングは慎重にうかがっていました。

元々慎重な性格の長男。
テストに対する印象がネガティブなものになってしまうような経験にはしたくないなかったです。

それなりに家庭学習が進んできたので、将来の中学受験を考えるとそろそろ、息子の学力の到達度や強み、今後伸ばすべきポイントを客観的に知りたいと思いました。

そこで次の2つの条件を満たしたら、テストを受けてみることにしました。

  • 条件1:基礎学力の定着
  • 条件2:勉強への自信

基礎学力の定着

毎日の国語(漢字・文章読解)算数(計算・文章題)を淡々と無理なくこなせるようになってきた長男。

小2の内容を無理なく解けているので、小1前後の内容がしっかり固まっていると考えて良いでしょう。

学習は積み上げですから、下の内容が不安定だと上の学年の内容も不安定になります。

勉強に対する自信

最近の長男は「これ得意!」と口に出すことがよくあります。

私が意図的に「〇〇(長男)は勉強が得意だね!」と事あるごとに声をかけて刷り込んできた影響はあるとは思います。

ただそれだけでなく、漢字という絶対的に自信のある分野が確立したことで、より勉強全般に対して前向きになったからかなと。

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継続的な行動は、たしかな自信につながります。

学習習慣を確立し、毎日勉強を積み重ねる中で自然と自信が育ったように思います。

 

全国統一小学生テストを受験

 

テスト受験の条件が整いました。

今ならテストに落ち着いて臨み、結果を前向きに生かすことができるはず!

 

そうはいっても、やっぱり慎重で緊張しやすい長男。

 

・困ったことがあったら先生に言えば大丈夫だよ

・分からない問題があったら解けなくて大丈夫だよ

・お母さんは同じ建物の別の部屋で待っているよ

・テストの後、美味しいケーキを食べようね

・夕飯は大好きなハッシュドビーフを作ってあげるね

 

などなど、安心材料や楽しみ材料をたくさん用意し、心のケアに努めた結果、泣き出したりすることなく無事に受験することができました。

最大の難関を突破した気分です。

 

テスト結果

得点:94/100点

偏差値:58.6

だいたい上位10%くらいです。

答案返却時の塾との面談では、「この時期(年長)の成績上位者の多くは小学校受験組」とのことなので、初めてのテスト、家庭学習のみ、では十分健闘した結果なのではないかなと思います。

ちなみに、受験会場は早稲田アカデミーだったので、低学年向けクラスの「スーパーキッズコース」の受講資格はクリア。

(75点くらいが基準だそうです)

今のところ入塾の予定はないので、受講は見送ることにしました。

成績の詳細分析「君だけの診断レポート」で見えた課題


全国統一小学生テストの素晴らしいところは、テスト受験後に受け取れる「君だけの診断レポート」。
テスト結果を分析した帳票です。

各設問ごとの正誤と正答率、過去の受験結果から推移や、学習アドバイスなどが書かれており、これを無料でもらえるのは本当にありがたいです。

息子は、算数で1問、国語で1問、応用問題で間違えていましたが、基本問題はしっかり取り切れていました。

基本を落とさない答案は、塾講師の性で「美しい答案だな」と感じます 笑

 

テスト結果を踏まえて、今後に生かせるであろう点がいくつか見えてきました。

算数

算数の間違えた1問は、図形問題(平面図形)でした。

ただ、あとで解き直した感じだと、落ち着いて解けば正解できる感じだったので、おそらく設問の意味を一回で正しく理解できなかったのが失点の原因のようです。

これは、問題慣れや設問の読解慣れが必要かと思います。

今後は図形問題や複雑な文章題を強化していきたいです。

 

国語

国語の間違えた1問は、最後の文章読解。
文章を読んでイラストを見て答える問題で、心情理解に関する良問でした。

三者の心情を理解するのは、小さい子どもには意外と難しいもの。
国語の心情理解はある程度の読書量や常識力が物を言います。
ということで、引き続き得意の漢字を足掛かりに、語彙力をアップして読書量も増やしていきたいです。

 

「全国統一小学生テスト」年長11月の総括

満点こそのがしましたが、とにかく基本をきっちり取りれて良かったです。

何より、テストのタイムプレッシャーでパニックになってしまった4歳の頃を思うと、学力だけでなく精神的にも逞しく育ったんだなと、感慨深かったです。

こうして無事に受験できたことが無いよりも嬉しいですね!

 

 

※家庭学習で使用している教材

小1から順番に使ってますが、シンプルでとてもいいです。

ハイレベルな問題集が辛いと感じる人は、こちらのシリーズで気軽に先取りする方が語彙力や教養も広げられるのでおすすめです。

 

最近多いパズル系問題集。

問題もすばらしいですし、冊子の構造・デザイン的にも扱いやすくとても気に入っています。

途中途中に「認定証」がもらえるのでモチベーションアップにも。