元塾講ママのシンプル知育

元中学受験塾講師。5歳と2歳の息子たちの「塾無し中学受験」を目論んでいます。

【知育のためのおうち改造】① 断捨離とメリハリでイライラしない家へ

とても久しぶりの投稿です。

主に子どもの育児・知育・教育(ゆくゆくは中学受験)について、元塾講ママの視点から思いを綴っている本ブログ。

 

世の中には知育や教育にまつわる情報が溢れるほどありますが、

究極的には「親が(なるべく)イライラしないこと」

が最も重要で効果的な知育ではないかと感じます。

 

が、しかし・・・

実は「最近どうもイライラして疲れやすいな」と感じていた私。

(子どもに対してつい口調がきつくなったり、なんだか疲れやすくてやる気が出なかったり・・・)

このままではいけない、といろいろ考えを巡らせた結果たどり着いたのは、

「家の片付けをしよう」でした。

 

思い返すと、毎回私がイライラしてしまう原因は、

物が増えてきて探し物が増えたり(=無駄な時間に追われて焦る)、

片付けが行き届かなくなったり(=早く綺麗にしなきゃと焦る)

したときなのです。

 

そこでこの夏、

「イライラを減らし、子育て・知育に取り組みやすいおうちにする」

を目標取り組んだことをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

とにかく狭い都心の狭小住宅

 

我が家は都心によくある、

敷地面積15坪前後

狭く細い土地に無理やり建てられた

三階建て3LDKの「狭小住宅」に、

親子4人で住んでいます。

各フロアはこんな感じ。

 

3階:四畳半×2部屋(各部屋に小さな収納あり) 廊下一面クローゼット(=我が家最大の収納)

2階:寝室(8畳・収納無し) 風呂&洗濯洗面所 トイレ

1階:LDK(トータル14畳・リビングの一角に造作デスクあり・クローゼット無し)  トイレ 玄関

 

各部屋は最低限の広さ、最低限の収納

(ウォークインクローゼット・土間収納・といった、よくある「憧れの便利収納」は全くありません。もちろん庭無しなので物置など無し)

数年前の入居の際に極力物を減らしたつもりでしたが、それでもまだ減らす必要があり、途中2人目が生まれてバタバタしたものの、コツコツ断捨離を続けてきました。

 

そしてこの夏、これまでの成果と経験をふまえて「(現時点での)完成形」にできたと思います。

 

①各部屋の使用目的を明確化する

 

まず取り組んだのは、各部屋の使用目的を明確化すること。

この目的の明確化がその後の部屋の出来を大きく左右するので、

・自分の理想的な生活スタイル(≒動線)を具体的にイメージする

・実現したいことの優先順位を決める

・目的をブレさせない

の3点を意識しました。

 

1階 LDKでやること

・料理&食事

・読書、絵本読み聞かせ

・ピアノ練習(長男の習い事)

・リモートワーク(私)

・最低限のに日用品(筆記具など)を置く

2階:風呂&洗濯洗面所・寝室でやること

・入浴、着替え

・洗濯

・寝る

3階:四畳半×2+廊下のクローゼットでやること

・子どもたちがのびのび遊ぶ

・仕事部屋(夫)

・使用頻度の低い物の収納

 

②目的に沿って各部屋に物を配置する

 

各部屋の使用目的を再確認した後、物を配置していきました。

その際、基本的に目的に沿わない物(=いつか使うかもしれない物)は、なるべく「持たない」方向で考え、

捨てたり譲ったり売ったりして、物の総量をさらに減らしました。

1階 LDKに置いたもの

【キッチン】

・キッチン用具(調理器具、食器、食材)

・台所用洗剤のストック類

【リビング&ダイニング】

・ダイニングセット

・ピアノ・教本

・図書館から借りた本

・紙系の知育グッズ(図鑑、お絵描きセット、折り紙、通信教材)

・パソコン

・親たちの本、新聞

・最低限の日用品(筆記具、体温計、おむつセットなど)

 

ちなみにソファは廃止し、ビーズクッションを2つ購入しました。

簡単にテーブル上に移動できるので掃除のハードルかなり下がり、ストレス軽減!

子どもが幼くしょっちゅう汚したり傷つけたりたりするので、

なるべく「管理も処分も楽なモノ」を持つよう意識しました。

2階 風呂&洗濯洗面所・寝室に置いたもの

【洗濯洗面所】

・お風呂上がりにすぐ使うもの(タオル類、下着類、パジャマなど)

・化粧品、歯磨き類

・風呂洗剤などのストック類(シャンプー、リンス、石鹸など)

【寝室】

・ダブルベッド(大人用)

マットレス(子ども用)

・普段着(大人&子ども)

 →突っ張り式のハンガーラック(めちゃめちゃおすすめ)

3階 四畳半×2・壁面クローゼット(廊下の壁一面)

【四畳半①】

・おもちゃ(ブロック・パズル・ぬいぐるみ・電車・昔からある絵本など)

 →子どもがいつでも遊んでOK

・使用頻度の低いもの(兜、電池や工具セット、保存の必要な書類関係)

 →居室内の小さな収納へ

【四畳半②】

・父の仕事用品(デスク・パソコン・本・資料など)

・オーディオセット(CD、ギター)

・コート類

 →ハンガーラックへ

【廊下壁面クローゼット】

・スーツ

・季節ものの服

・スーツケース

・あまり使わない寝具(来客用、季節もの)

 

③絶対的ルール=テーブルの上は更地にする

 

いつの間にか増えてしまうのは「紙類」が多い気がします。

郵便物・宅配物・保育園(学校)からの配布物など、

後で分類しようと、「とりあえず置いておく」とどんどん増えてしまいますよね。

そして食事のたびにテーブルの上を片付けようと移動させると、

あとで必要な物を探す羽目に・・・。

 

そこで「テーブルは常に更地にする」を徹底することにしました。

その結果、

郵送物や宅配物の開封

書類を確認・記入・提出

子どものリビング学習

(もちろん食事も)

思い立ったらすぐにできるようになり、片付けたり探し物をしたりすることが激減しました。

特に忙しい朝夕の時間帯でも無駄な作業時間が減って余裕が生まれたので、

子どもに「早くしなさい」と言う回数も減ったような・・・。

 

一か所でも何も無い空間があると、

多少子どもがリビングで遊んで汚そうとも、あまりイライラしなくなった気がします。

 

まとめ:持ち物は適量 目的をもっておうち全体にメリハリをつける

「イライラを減らし、子育て・知育に取り組みやすいおうちにする」

を目標に空間全体を俯瞰して、今回かなり理想的な状態まで仕上げることができました。

この「俯瞰する」ができたのは、コツコツ時間をかけて断捨離をしていたから。

そしてこれまでの経験で、物を管理できる自身のキャパシティはそんなに多くない、と自覚していたからこそ、ある程度思い切った断捨離もできました。

(ソファの廃止とか)

 

これから子どもの成長に伴ってライフスタイルや持ち物も変わっていきますが、

適量とメリハリを心掛けて、心穏やかに家族と過ごせる空間を作っていきたいと考えています。