こんにちは。元スパルタ塾講ママです。知育といえばまずは絵本の読み聞かせを思い浮かべますよね。
我が家もできる限り、子どもたちに毎日絵本を読み聞かせる時間を設けるようにしています。
よく近所の図書館で息子と一緒に選んで、まとめて借りてくるのですが、とても素敵な絵本があったのでご紹介します。
美しい言葉と繊細な絵。想像する楽しさを教えてくれる絵本
絵本の読み聞かせの効果として「想像力を育む」とよく言われます。
こちらの本はまさに想像する楽しさを教えてくれる作品。
何の変哲もないの「くるみ」。
その中にはどんな世界が広がっているのだろう
と優しく問いかけられ、
ページをめくるごとに、小さな世界から、広い世界まで、
くるみの中に「あるかもしれない」世界が美しく繊細なタッチで描かれています。
私はこれを初めて読んだとき、
「あぁ、想像するってこんなに楽しい事だったな」
と、つい自分の世界にトリップしがちだった子ども時代を思い出し、
その懐かしさと憧憬から思わず涙ぐんでしまいました。
子どもは想像するのが大好き!自分だけの「くるみの中の世界」が広がる
この本は息子が自分で選んだのですが、借りている2週間で何十回も「読んで」とお願いされました。
何度か読んでいると、
可愛いリスさんが住んでいるんだよ
鈴が「リーン リーン」と鳴っているんだよ
おばあちゃんの家に行けるんだよ
小さいくるみがたくさん詰まっているんだよ
と、くるみの中に広がる世界を想像して、嬉しそうに話してくれるように。
子どもの想像力はとても豊かで、そして美しいものです。
想像力たっぷりの子どもの話に耳を傾けていると、現実世界で疲れた大人の心が癒されていくのが分かりました。
読み聞かせは「大人が子どもにしてあげるもの」とは限らない
以前ダイアロジックリーディングという読み聞かせ法をご紹介しました。↓↓
絵本を通した積極的なコミュニケーションによって、子どもの能力を引き出すことができるのがダイアロジックリーディング。
そしてこの くるみのなかには (講談社の創作絵本) を読んで私が感じたのが、
大人も子どもと共に絵本の世界を旅することができる、
ということでした。
読み聞かせは、けっして大人が子どもに与えるだけの一方通行なものではありません。
子どもの想像する美しく豊かな世界を大人も一緒に味わうことで、自分も想像力豊かだった子ども時代に戻ったような、懐かしく新鮮な気持ちを味わうことができるのです。
まさに絵本は子どもだけでなく大人の世界も広げてくれる魔法のツール。
ぜひお子さんと一緒に、くるみの中の世界を旅してみてください。