元々よく眠る赤ちゃんだった長男(4歳)、なかなか夜泣きが落ち着かなかった次男(1歳8か月)の2人の育児中の私ですが、子どもの睡眠には並々ならない思いがあります。
赤ちゃん時代に「ねんねトレーニング(通称ネントレ)」を頑張った結果、二人とも積極的に寝かしつけをしなくたも自力で眠れるように育ってくれました。
(我が家では添い寝は全くしていません)
先日ご紹介した「子どもが幸せになる「正しい睡眠」」は、とても学ぶところが多く、我が家でも子どもたちの睡眠改善に本気で取り組んでいます。
最近気になっていた長男の睡眠
我が家は二人とも保育園に通っているので、4歳の長男にもお昼寝の時間があります。
ただ長男は最近昼寝を嫌がるようになり、布団に入っても眠らないでゴロゴロするだけの日が殆どを占めるようになりました。
幼稚園と違い保育園はどうしても帰宅が遅くなりますし、
ご家庭によっては朝の7時頃から保育園に預ける必要がある場合も珍しくありません。
お昼寝無しではどうしても子どもの睡眠時間が足りなくなってしまいます。
それなのに長男はどうしても昼寝をしようとしないので、
このままでは睡眠負債が積み重なってしまう
と心配になっていました。
気になるポイント① 朝の目覚めが良くない
乳児期から長男は、太陽の光と共に目覚め、寝起きの機嫌もとても良かったです。
カーテンの隙間から差す光で自然と覚醒するようで、冬よりも夏の方が早起きでした。
夏が近づくにしたがってどんどん早く起こされるのが大変でしたが、今にして思えばそれこそが完全に健康な状態だったのだろうと思います。
(現在1歳8か月の次男はまさに健康優良児と言った感じで、今朝も太陽と共に5時半には目覚めて「バナナたべたい」と私を起こしてきました。)
しかし最近の長男はどうも寝覚めが悪く、こちらが起こさないとなかなか起きず、起きてもぼーっとしていてなかなかシャキッとしません。
以前と比べて明らかに疲れが抜けていない、と感じます。
気になるポイント② 便秘気味かつ夜型便通
腸は副交感神経が優位な時に活発に活動しますから、夜眠っている間に便が作られます。したがって朝に便通があるのが本来の健康な姿ですが、どうも長男は保育園から帰宅した夕方以降になりがちに。
(一方の次男は朝の登園前に必ず、なのでこれまた健康優良児)
これは長男の自律神経が乱れているサインだと感じました。
気になるポイント③ 食が細くなった
長男は元々好き嫌いなく何でも食べるタイプですが、最近では食べる量が少なくなっているように感じていました。
特に朝食を食べ残すことが増え、朝に食欲が湧いていないのが明らかです。
(保育園での給食は毎回完食なので、昼には食欲が湧いているようです)
ポイント②の便通がうまくいっていないことと総合して考えると、やはり自律神経が乱れていることが問題なのだろうと考えました。
とにかく早く夜寝るべし
子どもが幸せになる「正しい睡眠」にもあった通り、睡眠不足は自律神経を乱し、脳の成長を阻害するため、心身の健康を損なうことに繋がります。
どうしても長男が昼寝を拒否するのならば、
夜間の睡眠だけで十分な睡眠時間を確保するしかありません。
これまで夜間は21時~7時の10時間睡眠とし、これに保育園でのお昼寝1.5(~2)時時間を加える形でスケジュールを組んでいました。
ただ、なんだかんだと就寝が遅くなってしまい、結果的に就寝が21時半近くになってしまう日も珍しくありません。すると、昼寝をしない長男は10時間未満で平日を過ごすことになり、金曜には目に見えて疲れが溜まってしまいます。
改善点① 就寝時刻を20時に変更
SNSで早寝に関する情報収集をしてみたとことろ、「19時消灯」という方もいて素直に感動しました。
これができれば理想的だとは思うものの、早くても17時半帰宅ではさすがに難しいので、我が家は20時消灯としました。
お勉強系のルーティーンは「消灯時間を過ぎそうならやらない」と割り切ることに。
その分なるべく朝やる方向に移行しています。
たとえ結果的に何もやらない日ができてしまっても、まずは睡眠を最優先しようと決めました。
改善点② 帰宅後すぐにお風呂に入る
SNSで情報収集していた際に、早寝のご家庭に共通していたのが「帰宅後すぐ入浴」という点でした。
大人でもそうだと思うのですが、入浴というのはなかなか面倒くさいもので、いったんだらっとしてしまうと重い腰が上がらなくなってしまいます。
子どもたちも同様で、早くお風呂に入るよう促すのが毎回嫌でした。
そこで、予め風呂を予約で沸かしておき、帰宅したらすぐに入れるように。
帰宅したら水分補給だけして、その足でお風呂に直行するようにしました。
改善点③ 夕飯を気持ち軽めの内容にする
こちらは子どもが幸せになる「正しい睡眠」で紹介されていた事例を読んでなるほど、と思ったのですが、夕食を無理にしっかり摂ろうとしない、というのも大切なポイントのようです。
SNSで知った早寝のご家庭も、夕飯は比較的軽めに済ませている場合が多いようでした。
夜にガッツリしたメニューをしかも就寝時刻間際までかけて食べてしまうと、消化の負担になってしまいます。すると睡眠の質も下がりますし、当然腸の活動にも影響してしまいます。
栄養バランスは考慮しつつも、ボリュームや油分を抑えた、軽めの食事を心掛けるようにしました。
子どもの睡眠改善を1週間実行した結果
まだたった1週間ほどの期間ですが、長男の睡眠改善をしてみて色々な変化がありました。
変化① 寝起きが良くなった
まだ自力で起きるとまではいかないものの、割とすんなり機嫌良く起きてくれるようになりました。
これまで眠そうな長男を無理やり起こすのが可哀そうでしたが、笑顔で起きてくれるとこちらの気も楽になります。
変化② 朝食をしっかり食べられるように
以前は朝はパンがほとんどだったのですが、最近ではおにぎりが良いというので用意すると2~3個ぺろりと食べるようになりました。
それならとおにぎり用にジャコと小松菜の手作りふりかけを用意したところ、これを長男がいたく気に入り、毎朝カルシウムをたっぷり摂取するようになりました。
変化③ 便秘改善
毎朝必ず、とはまだいきませんが、あきらかに長男の便秘傾向は改善されつつあります。
今後は朝登園前にしっかり出せるようことを目指していきたいです。
まとめ:良質かつ十分な睡眠で健康な心身を育てる
健康であることは全てにおいて何よりも優先されること。
そして健康のための重要な要素は睡眠です。
しかし人が忙しくなったときに、真っ先に削ってしまいがちなのもまた睡眠。
多少睡眠を削ったところですぐに重大な悪影響は現れませんが、睡眠不足は徐々にしかし確実に心身の健康を蝕んでいきます。
まだ幼い子ども時代はもちろん、数年後子どもたちが受験の時期を迎えても、「睡眠」が健康の土台であることを肝に銘じて、親としてけっして睡眠をないがしろにしないようにしたいと考えています。