以前、意図せず長男がテレビ画面を破壊してしまったことで、テレビ無し生活を始めることになり、思わぬメリットに気づいた、という記事を書きました。
当時は次男の夜泣きに悩まされていたのですが、たまたまテレビ無し生活に突入したところ、とたんに夜泣きがピタリと止まり本当に驚きました。
その後夜泣きはまったくありません。
あれから約一年経ち、子どもたちが成長してライフスタイルも変化する中で、今はテレビあり生活を再開しています。
ただし目的を持ってテレビを活用する、ことは意識しています。
今回は、我が家の知育・教育的視点からのテレビの活用目的をご紹介します。
目的①:図鑑NEOに付属するDVDを観る
テレビを再開した一番の理由は、図鑑に付属するDVDを子どもたちと鑑賞したかったこと。
子どもたちが天体や宇宙に興味を持つようになったので、鮮やかな映像で宇宙の美しさや、迫力あるロケットや人工衛星発射の様子を見せてあげたいと思うようになりました。
他にも動植物の貴重な映像などがDVDに収められており、休日などまとまった時間を取れる時に家族で楽しく鑑賞いています。
目的②:Youtubeの活用
子どものYoutube中毒が問題になっていますが、目的を持って活用するならば非常に有用なツールだと私は考えています。
その一つが「情報検索」。
最近は子どもたちの質問が高度になってきて、なかなか質問に答えるのが難しくなってきました。
たとえばこのような質問。
・大豆からどうやって豆腐が作られるの?
・車はどうやって作られるの?
・エアコンの室外機の中はどうなっているの?(長男は室外機が大好き)
・世界一高いビルは何?
これらは本で調べるよりも、映像で確認すれば一目瞭然。
昔ながらのお豆腐屋さんでの豆腐作りの様子や、自動車工場の様子など、Youtubeには様々な動画がアップされています。
ただし主導権は大人が持つ。目的のチャンネルを観終わったらすぐにテレビを消すことで、ダラダラ観続けてしまうことを防いでいます。
目的③:録画しておいたテレビ番組を観る
CMやダラダラ視聴が嫌なので、リアルタイムでは基本的にテレビを観ませんが、これはという番組は録画して観るようにしています。
主に観ているのは、
・クラシックTV(Eテレ)
・マチスコープ(Eテレ)
ドラえもんは試しに一度見せたら息子たちは大ハマり。知育などは特に意識せず、純粋に楽しむ目的で観ていましたが、実はドラえもんには一昔前の生活や年中行事などもちょくちょく出てくるので、子どもの教養を豊かにする要素が詰まっていると気づきました。先日の放送ではお正月のおせちについて、その由来が説明されており、子どもたちも「へー!」と楽しく学んでいました。他にも凧揚げや羽根つきなど、最近ではなかなか見られないお正月ならではの風景が描かれていて、改めてドラえもんのすばらしさに感動しました。
クラシックTVはピアニストの清塚信也さんがMCを務めるEテレの音楽番組。元々私が好きで一昨年テレビが壊れる前によく観ていましたが、今はピアノを習い始めた長男に音楽の面白さを伝えるきっかけになればと思って毎週録画しています。清塚さんのユーモアあふれる解説の素晴らしさは勿論のこと、ゲストやテーマの選定が秀逸で、ゲストたちによる特別演奏がとても贅沢です。息子たちも毎回楽しく観ています。
マチスコープは、ビルの構造や道路の内部、公共施設など、街の身近な不思議を取り上げるEテレの番組。子どもたちが身近な物事に好奇心を持つきっかけになる素晴らしいテレビ番組です。ママチャリや車を持たず、なるべく徒歩移動を心掛けている我が家では、「あの〇〇、マチスコープで見たよねー!」は子どもたちとの定番トークになっています。
まとめ:大切なのは「ルール」と「親の主導権」
先日の記事で、スケジュール表の活用について述べました。
我が家では、テレビ視聴はあくまで「決まったスケジュールの空き時間にするもの」、という位置づけです。
だいたいは保育園からの帰宅後、お風呂の準備が整うまでのほんの20分程度視聴を許可しています。週末の休みの日は長いと1時間くらい。それでも
・ダラダラと観続けない
・親が「もう消す」といったら問答無用で消す。文句は無視。
を徹底しています。
つい気を抜くとすぐに「依存性」を発揮するのがこうした映像メディアの怖いところ。
私も子どもたちを観察してきて、テレビを観すぎると、
・睡眠や食生活が乱れる
・脳が興奮してイライラしやすくなる
・疲れやすくなり、心身の発達に影響する可能性が高い
のような状態に陥ると感じています。実際、次男の1歳を過ぎても治まらなかった夜泣きの原因はテレビやタブレットなどのブルーライトであった可能性が高いです。
したがって、しっかりルールを設けて、テレビに振り回されるのではなく、こちらが主体的に利用する、という意識を強く持ち上手に付き合っていきたいと考えています。